とりあえずわっしょい

継続は力なり、日々感じたこと、思ったことを書いていきます。アニメとお酒とももクロが好きです。

「対個人」と「対組織」

最近、キャリア相談に乗ったり、採用選考を行っている中で
・人材紹介で採用支援がしたい
・人事として働いてみたい

という相談を受けたりすることが多かったです。

自分は「人材紹介」と「人事」を両方やってきました。

そして今、自身の中で「こういったキャリアを歩んでいこう」というものを、ある程度定めることが出来たと思っているので、自己理解も兼ねて、つらつら書いてみようと思います。

「人材紹介」「人事」をやる上で意識しておいたほうがいいと思うことは、自身が喜びを感じる「対象」です。(この2つ以外でも使えそうだなと思います)

自分は、「対組織への価値貢献」より「対個人の価値貢献」の方が、喜びを強く感じます。

今まで、人材紹介の営業として、CAとRAをやり、本社、事業部内の人事としても仕事をしてきました。
その中で、「どういったときにやりがいを感じたか」と考えると、「対個人と向き合っていた時」でした。


例えば、人事として働いている時は、

・新入社員の入社時の研修をして、早く部署に溶け込めるように支援する
・若手人材の、キャリア形成の相談に乗り、キャリアチェンジ、キャリアの明確化を支援する
・自社の選考を受けてくれた人の会社選びの相談に乗る
・部下の育成の仕方に困っている人に対して、研修やセミナーを提供する


と言ったような、「個人の、キャリアや育成に対しての悩み」に貢献することに喜びを感じていました。
新入社員の研修などは、かなりの大仕事なので、それなりに時間も体力も使っていたのですが、
モチベーションが下がったことは無く、「やりがい・達成感」というものを強く感じていました。


営業をしていた時も、CA/RA両方をやっていたのですが
・求職者様が行きたい企業に行くことが出来た
・求めていた人材の紹介に成功して、人事の方が喜んでくださった

というようなことに喜びを感じていました。
CA/RAなど関係なく、「誰か個人に価値を提供できた」ということに喜びを感じていました。


営業でマネジメントとして働いている時も
・部下とロープレを行った結果、トーク力があがり、以前より数字があげれるようになった
・部下の資料に細かくフィードバックを行い、前まで出来ていなかったレベルで資料の作成が出来るようになった

ということに喜びを感じていました。

それとは別に、下記のようなことには強く喜びを感じていない自分に気付きました。

・前年より、新入社員の離職率を下げることができた
・担当企業の採用目標を達成することが出来た
・タレントマネジメントを促進するための、新しいシステム導入と運用に成功した
・オペーレーションを改善し、部署の労働時間を改善した

「対組織的貢献」「対個人への効果が見えにくいこと」に対してです。
※勿論、上記の理由で人事としての仕事に手を抜いたり、目標を追わない、なんてことはしません。


ただ、こういった「個人への貢献」に対して喜びを感じる自分に気付けたのは、今後のキャリアを気付く上で大きいと思っています。

やっぱり、自分がやりがいを感じること、喜びを感じることを理解していることは
・目の前の仕事を、自身がやりがいを感じれるように意味づけする
・自身のキャリアの方向性を決定する
に非常に役立つと思います。


自身が、どこに喜びを感じるかに気付くには、継続的に業務をやってみてわかることだと思っているので、
やる前から「自分はここだ!!!」と決め付ける必要はないと思います。


自分は今後キャリアを気付いていく上で「自身と出会った人の可能性を広げる、そのためにスキル・マインド両方の支援者である」、を自分のありたい姿として描いています。こういったことを考えれてたのも、自身が今の業務で「対個人」か「対組織」か、どちらに喜びを感じているかを振り返ったからです。


自身がどちらに喜びを感じるか、これから人材紹介や人事をやる人、2、3年やってみた人は是非振り返ってみてください。
自身の進むべき道を考える機会になればいいなと思います。